春を迎えたHasselHouse

ハッセルのポットの再生

 どんなことがあっても春の芽吹きは勢いを増して地上を覆いますね。
今年も野菫の花がHasselの玄関の煉瓦の僅かな隙間から踏みつけられても忘れずに咲きました。
何十年前田舎の家から持ち帰った蕗もフキノトウがいっぱいです。少し噛んでみるとほろ苦い春の味です。
今はカウンターに飾っています。少し伸びて来たかしら?
春野菜の香りに満ちた五目寿司が食べたくなる季節ですね。
Hasselで長年使ってきた砂糖壺やコーヒーポット、もう整理してしまおうかしらと思ったのですが、小さな植物を植えこんでみました。「捨てなくて良かった!」ガラスの台は要らなくなった洗面キャビネットの鏡を取り外したものです。
4月3日(火曜日)
 30年前ハッセルでアルバイトをして下さったKo-さんから電話で娘様が関学に入学され今日が入学式との連絡を頂きました。
ハッセルの思い出のアルバムより。 約30年前の学生時代のKo-さん(ご本人の許可済みです。)
フォークソングが聞こえて来そうな雰囲気。我が家の長男も大学生、2階の勉強部屋から聴こえて来たのは井上陽水の「傘がない!」や何と言う題か知らないけれど「夜中にデイトした!」とか私もまだ若かったので血が騒いだものです。懐かしい時代です。
4月3日「勿論お店を開きますので是非お寄りになってね」とお待ちしていましたら本当にDNAはすごいもの!双子のようなお嬢様といらしてくださいました。
「ご入学おめでとうございます。1世代回ったのですね!お母様と同じところで学べるのは幸せですね!」
でも午後からの入学式に行かれた後猛烈な春の嵐が日本中を通過しました。
翌日電話で父兄は体育館にいて無事。新入生は学部に行く途中でしたが何とか無事だったと報告があり大変だったけれど忘れられない入学式となったと思います。
◇おばあちゃんの春の五目寿司◇ 
朝堀りの筍を見つけて春の五目すしをつくりました。ほんの一寸の手間で家庭の味が味わえます。
おすしはごはんが肝心。ササニシキをやや硬めに、お米と同量の(水+清酒1/2カップ)にだし昆布を入れて炊きます。
さっくりと平らにして寿司酢をふりかけしゃもじでさくさくと手早く混ぜ合わせ寿司ごはんを作ります。 
      
 お好みの具はきざんで、筍や蕗は茹でてきざむ。ちりめんじゃこは寿司酢を振り掛けておく。根菜類から炊き最後に蕗や筍スナック豌豆等を入れ一煮立ちすると火を消します。
 粗熱が取れたところで寿司ごはんと混ぜ合わせ団扇で扇ぎつつ冷まします。
 これに錦糸卵、穴子、木の芽、ゆで絹さや、きざみ海苔、紅ショウガ等お好みで飾れば出来上がりです。
 たったこれだけの手間でおすそ分けして喜ばれたり残りは翌日のお昼になったりと大助かりです。
 この頃はお寿司はとても手軽にスーパーでも買えますが家で作った味は全然違いますね。