小豆島への思い出探訪の旅

杏の実

 神戸での展覧会も終わりいつものHassel House、梅雨空の薄暗い風景もしっとりとして心が落ち着いてきます。
思いもかけず展覧会場に足を運んで下さったHassel Houseのお客様とても嬉しかったです。有難うございました。
 自宅の杏も実り(右の写真です。)今年はあまり豊作ではないのでお手軽に電子レンジでHassel House用のジャムを作っています。日照時間が短いせいかサラダ用のレタスはダメになりましたが、モロッコ豆、紫蘇、胡瓜等で工夫のサラダを作っています。サラダ付きトーストをお試し下さいます様に。

小豆島への旅
古い箪笥の上に飾った義母の写真を見ているとお話してもらった色々な事が思い出され、見送って7年の歳月に
Hiroshiさんの心もやっと癒えて来たのでしょう、母の思い出探しの旅に小豆島1泊旅行に行く事になりました。
6月10日、まず日生港からフェリーで小豆島大部港へ、懐かしさを感じる昭和レトロの雰囲気の島の風景にタイムトリップした様に感じつつ壷井栄の小説「二十四の瞳」で有名になった目的地の岬の分校場へ。


明治35年(1902)に建った木造の分校場。

昭和46年(1971)廃校になった時のままの教室とふざけて教師になってみたHiroshiさん

1954年映画化された「24の瞳」大石先生役は高峰秀子
1908年生まれの義母の話によるとこの大石先生役のモデルの方と女子師範学校の寄宿舎で一緒に過ごしたとの事、そして同じ様に小学校の教師になりましたので、Hiroshiさんは小説を読んだり、映画を観ると大石先生には母の姿、生徒には自分の姿をつい当てはめてしまうのです。真直ぐで人情家だった母はまさに小説そのものでした。

教師時代の義母。若い頃数年教師をしただけなのに「先生!ドライブに連れて行ってやろう!」と親切に車で迎えに来てくれるのは勉強がきらいだったガキ大将。生徒達共々激動の昭和時代を潜り抜けて来た母は平和になった日々相変わらず自転車で野道を活発に走っていたのです。

翌朝瀬戸の海を見下ろす丘のオリーブ園に行きました。

オリーブの原木がこの地に植えられて100年、80年の年輪を重ねたオリーブの木々は今花の時期が終わり小さな青いオリーブの実をつけたところです。このオリーブ園を自由に散歩してハート型の葉っぱを見つけると幸運が舞い込むと聞きました。

見つかる訳も無いと思いつつも探しましたら4枚もありました!(売店のカウンターで栞にしてもらえます。)(*^_^*)
土庄港からフェリーで高松へ。久し振りに見る小雨の高松港。瀬戸の街に住む高齢の両親のお見舞いのフェリー通いも早や過ぎ去った思い出になりました。本場のさぬきうどんの昼食後高速道路高松道から淡路へ。夕暮れの明石大橋の美しい灯りのラインもあっと言う間に過ぎ思い出探しの旅から帰って来たのです。
☆お知らせ☆
7月4日(金曜日)臨時休業いたします。申し訳御座いません。

 
喜歌劇学友協会のコンサートがあります。近藤修平は昨年暮れのオペレッタ「こうもり」でのファルケの歌等歌います。 Kyoko