残雪の大雪山を望む5月の富良野への旅

富良野より大雪山を望む

 富良野から届くおいしいメロンやじゃがいも、ぜひ遊びに来てくださいと言う嬉しい便りに誘われてやっと富良野行きが実現出来ました。

 北海道に憧れたHiroshiさんの知り合いの馬好きの女の子が縁あって富良野の農家に嫁いで5年、案じる事も無く2人のお子様にも恵まれ富良野の大地に根を下ろされた様子。昨年末には優しいご両親がお馬さんを1頭買ってプレゼントして下さったとの事。さすが北海道!お家の前の野小屋で飼っているとか!
 
5月13日神戸空港をお昼に飛び立って夕刻には早富良野へ。
まだまだ肌寒く丁度こちらの4月上旬頃でしょうか。


残雪の大雪の山々を望むラベンダー畑は未だ緑色。

凍てついた長い冬から一挙に春を迎えチューリップ、ムスカリ、芝桜等々色とりどり!

荷物をホテルに置いてさあ!いよいよYukiちゃん宅へ出発です。
タクシーの運転手さんと楽しい会話をしつつ、とうとうやって来ました!
電話で知らせていましたのでタクシーが着くと直ぐ駆け寄って出迎えて下さったご両親の笑顔にHiroshiさんは感激!「ああいいお家へ嫁入りしたね!」
間もなくYukiちゃんと5年目の再会。優しそうなご主人様と2人のお子様の歓迎にわが娘宅へ来たような気分です。

観光用ホースパークで働いていたお馬さんは20歳人間なら80歳位に相当するでしょうか。
家族に愛されて安心な暮らしのお馬さんの目は穏やかです。
なんと幸せなお馬さん!お休みの日はお子様を膝に乗せ馬で散歩するのが楽しみとか!


雪解けからビニールハウスの組み立て、種まき植え付けと、忙しい時期が今終わった所。最近の異常な冷え込みで丹精込めたアスパラガスは全滅だったとか。自然相手の厳しさにも負けず若夫婦に任された畑での収穫予定を話される顔は輝いていて心が熱くなって来たのです。Yukiちゃん有難う!こんな若い人達が増えると良いのにと思うばかりです。

今夜は私達がホテルへ食事に招待!
小さなお子様連れの夕食はお箸で食べるフランス料理。気楽でオシャレなメニューがありました。
ウエイターさんが記念の写真を撮って下さり本当の家族と思っていられたとか!
思い出の一夜になりました。


以外!富良野には水田があちこちに!品種改良されておいしいお米が穫れるそうです。
 
再会を約束して翌14日富良野を後に道東の屈斜路湖へ向かいました。


東へと進むと季節は逆戻り、富良野ではもう終わっていた桜が満開です。直径20cm以上あつた蕗の葉が未だ蕗のとうです。

まだ所々雪の残った美幌峠(君の名はで有名になった所!)を越すと眼下に水面が光る屈斜路湖へ到着です。


湖畔の散歩。

15日最終日、摩周湖と網走に立ち寄り午後女満別空港より帰阪します。

雨との天気予報にもかかわらずこの青空!たばこを振り撒いた様なビートの畑から立ち上る蒸気が幻想的な朝の風景。
なんと道路を横切るエゾ鹿の群れに出逢い白いおしりが飛び跳ねて林の中へ消えるのを見送りました。
しばらくすると田んぼの中に丹頂鶴のカップルが!釧路湿原以外で見れるのは少ないそうです。
幸運に感謝しつつ摩周湖へ到着です。


幸運は続き何回来ても霧の摩周湖だつたのですが今回は見えました!見下ろす水の色は摩周ブルー。
 
再会も旅の風景も楽しめた北海道旅行。5月の北海道は爽やかで芽生えの力強い空気が満ち溢れていました。Kyoko