[ハッセル]ハッセルの椅子も綺麗になって春を迎えます。

張替え完成

 2月とも思えない様な暖かい日差しの中、Hassel Houseの椅子の張替えをしました。
この間ナビオのアンティークショツプでピッタリの生地を見つけました!

リホーム大好きの私は今日はトンカチ、釘、糸と用意してさあ!作業開始。
アンティークの椅子は座板が外れるので、素人でも張替えが簡単に出来ます。
ヨーロッパの人達は刺繍などして好みのマイ椅子をつくったのかしら?

この前はグリーンのビロードでしたが、もう角が擦り切れてきました。
年月が過ぎ、ハッセルも私も骨董品?

古い布を取り除き新しい布を張り裏返して釘又はしつかりした糸で止めます。
一寸下手なので恥ずかしいですね。本当は椅子張替え用の鋲があります。
別の布でもう1度上から仕上げをします。椅子に座板をしっかり押し込み、出来上がり!
眺めてマンゾク!完成の写真を撮りました。(*^_^*)

 リフォームの作業をしながら、何故か昔読んだ本の1節が思い出されます。
読んだのは多分18歳の頃だったでしょうか?トーマス・マンの「ブッデンブローグ家の人々」で、何だか長い本でしたので、もう全体のことはとっくに忘れてしまいましたのに
年月の経過を感じる箇所、それは下着や色々な物を補修したり新しく買い足したりする場面でした。あれから私も長い年月補修をしたりする都度「ブッテンブローグ家」の様!
と楽しみつつ作業をします。
北ドイツの港街の商家「ブッテンブローグ家」の段々没落していく家族の物語です。
今まで私のお友達で読んだと言う方は1人もいらっしゃいません!    京子