「フィガロの結婚」公演無事終わりました。

　ハッセルの窓を少し開けると、ひんやり爽やかな風がいっぺんに流れこみ、
木綿のカーテンが風に踊っています。良い季節になりました。

　カンテリーノの「フィガロの結婚」も満席のお客様と共にカーテンコールに熱い拍手を送りました。皆様おめでとうございます！あれから私のお友達、始めてのオペラ経験の方、又オペラ通の方、共に素晴らしかった！長い時間があっという間に過ぎた！等と嬉しい感想を頂きました。1週間前のハプニング、それから台風到来と祈る様な気持ちで迎えた本番でしたが、一人一人皆様熱演で、観客と一体に盛り上がり感動の舞台になったのでしょう！　　　　　　　　今は静かな余韻に充実と幸せ感を味わっています。
皆様有難うございました。
　お怪我をなさったバルバリーナ様悔しかったでしょう。是非次回お目に掛かれるのを楽しみにしています。
気合で1週間で代役を務めて下さった二役の花娘様良かった！！ご苦労様！

　思い出せば20年程前ザルツブルグで人形劇の「フィガロの結婚」を観たのです。
まさか息子が将来オペラをする等夢にも思わず主人はマリオネットの操作と舞台装置に、
私は素晴らしい劇場の装飾、人形の衣裳と音楽以外のことばかりに気を取られたのです。　　
ああ！もったいない！オペラをもっと知っていたなら！
　　　　　　　　　　　　　　　　　
　人生は楽しい！
どこかでの人との出逢いで未知の世界への旅に出られるのですから。
　　ハッセルハウスでの1日1日を大切にしようと思います。近藤京子