郷里での同窓会へ

美術館内部

10月恒例の小学校6年4組ひとクラスの同窓会、いつの間にか歳を重ね爺さん婆さんの集いになってしまいましたがまだまだ捨てたものでもありません。
物質の無い戦後に育った私達は元気なのです。
10月20日朝高速バスで神戸発美しい瀬戸内海と緑の景色をぼお〜と眺めて3時間香川県丸亀市駅前到着。
集合時間には間があるので駅前の[猪熊弦一郎美術館]へ。
猪熊弦一郎美術館正面の壁画
1991年開館。当時は私の父母も健在でしたが帰省したある日
「折角素晴らしい美術館が出来たのに夜の間に誰かが正面に落書きしたのだ!」と悪戯っぽく笑って言った父の顔を思い出します。なかなか理解しきれない絵画に戸惑った事でしょう。
Hiroshiさんの父(義父)の話によると「猪熊弦一郎のお父様と義父の父とは教師仲間、猪熊弦一郎は1902生まれ、自分は1901年生まれでとても身近に感じていたのだがこんな世界的な画家だったとは!」
1901年生まれの父。第3高等学校時代(哲学者の西田幾太郎に師事していただいたとか。)
又古い学校の集合写真を取り出して「これが猪熊さんのお父様だよ」と教えてくれたのを思い出します。
今も残っているはずなのですが私にはもう区別がつかないでしょう。
Hiroshiさんは「古い校内誌の挿絵が猪熊さんだよ!」
猪熊弦一郎の挿絵
価値ある挿絵ですね!
猪熊弦一郎といっても馴染みのない方が多いでしょう。
東京上野駅中央改札口の絵
見られた方があるでしょうか?一番目に付くところにある猪熊弦一郎の絵画です。
それから三越百貨店の白地に赤い抽象画の包装紙。
美術館の中は撮影禁止とばかり思っていましたが絵画の横にカメラに×のマークが付いているもの以外は大丈夫との事です。
若い頃の絵画
ニューヨーク時代の抽象画
素人の感想ですが伸び伸びとして大胆。見ていると心がスカッとします。それに色の美しい事!楽しくなって来ます。都会の美術館と違って広々ゆっくり鑑賞出来るのも魅力です。
おうどんを食べに行かれたらJR丸亀駅前ですので是非お寄り下さいね。
夜は小学生の昔にかえり賑やかだった当時の街の思い出にふけったのです。
翌21日は真っ青の秋日和、琴平の奥の「国営讃岐まんのう公園へ。
丸亀市より車で3〜40分、広々して手入れの行き届いた公園に到着。
ここは小学校の時、遠足に来た思い出の場所です。
周囲20㎞ため池に満々と水を湛えた空海ゆかりの満濃の池。
今日もかっての私達の様な遠足の子供達がいました。
当時はなかった広大な公園は秋真っ盛り!コスモスがやさしい風情で満開でした。

人工の滝
オートキャンプ場、イベント広場等が整備されて、池のほとりで遊んだ昔とは様変わりしましたね。
 さて我が家の庭の10月はみかんが色付き収穫の季節、
季節が巡って来るとちゃんと実をつける蜜柑の木。
収穫が済んだ後木の回り3か所程穴を掘り発酵油粕を入れて土を被せ乾燥気味の時水やりをするだけです。
 お店をしていると色々な方に出逢えます。
先日折り紙作家の方とお話ししていましたらハロウィンのパンプキンとコウモリの素敵な折り紙を頂きました。
折り紙で何でも折れるのですね!有難うございました。
Kyoko