2011年のお正月

JR門司駅

 明けましておめでとうございます。皆様穏やかなお正月を過ごされたでしょうか?
今年もたくさんの年賀状ありがとうございました。みんな元気で前向きな1年になります様に。

 今年の年賀状はアイルランド旅行をテーマに作りました。
昨秋使い慣れたパソコンがもう古く重たくなり「Windows7」に買い替えました。
今まで手軽に使っていましたCanonの「Easy Print Tool Box」が使えなくなりショックでした。苦手のWordでやっと出来上がりました。
これもHasselのお客様先生のアドバイスのおかげです。何もかもお店でお世話になっています。
今年も宜しくお願い申し上げます。 
門司港レトロへの旅 お正月行事もほぼ終わった7日〜9日フェリーでのんびり門司港への旅に行きました。「船旅がしたいなあ!」とのHiroshiさんのリクエストからです。
香川が郷里の私たちの里帰りは船旅でした。
約50年程前関西汽船の別府航路など次々新造船が就航し船旅が華やかに脚光を浴びていました。3000トン級のくれない丸むらさき丸の優雅な船旅は私たちにとって懐かしい思い出の一こまとなっています。
そのくれない丸が改装されて「ロイヤル ウイング」と名前を変え横浜港で観光船としてまだ活躍している事を知り感無量です。
くれない丸ロイヤルウイング号1965年くれない丸にてHiroshi。
くれない丸、むらさき丸に続いて新造されたアイボリー丸にて。1969年春休みの帰省旅行。
乗船しての一番の楽しみはレストランでの洋食のフルコースでした。
格式がありナフキンを腕に掛けたウエイターさんが後ろに立ってサービスの待機をしていました。
写真の様に旅はカジュアルではなくよそ行きでしたね。
その後瀬戸大橋が完成し車で山陽道を走り帰省していましたが長距離の運転に疲れ神戸青木からフェリーで高松までというコースに定着しました。郷里の両親も歳を重ねついに遠距離介護で数えきれない位往復した頃の苦しい思い出ももう一昔前の事となれば何故か船旅が懐かしく今回の旅行となりました。
明石大橋の開通により青木にあった東神戸フェリーターミナルも閉鎖され今ではショッピングセンターになっているとのこと。
時代と共に私達の旅も変わり先祖のお墓掃除の帰省は高速バスとなりました。
さて門司港への旅は夕焼けの美しい大阪南港からはじまりました。
名門「大洋フェリー」きょうと丸(9,700t)は思ったより大勢の乗船客でにぎわっていました。潮の香りとエンジンの音を懐かしみつつ缶ビールとコロッケで乾杯です。文庫本は2冊持参しているし部屋でゆっくり寛ごうと思っていましたのに早くから極楽とんぼに本も読まずに寝込んでしまいました。おかげで朝はやくから目覚め窓の外の暗い海が朝の光に染まってゆく神秘的な晴れやかな光景を見ることが出来ました。
関門橋と壇ノ浦。1185年安徳天皇と共に入水した平家最期の源平合戦の地。
長府城下町の壇具川の鯉と鴨。
かっての武家屋敷は今も凛として美しく保たれて住む人たちの姿勢とセンスがうかがわれます。門のあるモダンな眼科医院。
明治時代に建てられた毛利家の玄関。建物の中は公開されています。
丁度吊げもんと毛利家のお雛様が飾られていました。
部屋べやの生け花も見事でした。
門司・下関観光は源平合戦の時代。明治維新と史跡も多く九州の玄関口であった門司港とレトロな建物群、冬の味覚の河豚料理等々思わず「日本って素晴らしい!」としみじみ思えた旅になりました。
1914年の木造駅舎(外観右上今日の1枚)ローマのテルミニ駅を参考に建てたとか。
まるで外国に来たような門司港風景。黒川紀章氏設計の高層マンションの31階展望室から海峡と全景が一望出来ます。
1日だけの観光に名残おしみつつ復路のフェリーに乗船しました。
豪華な船旅ではありませんがサッカーの試合の帰りという元気印の女子高校生のチーム(全国2位とか!)との会話等色々な人々の旅姿も愉しく素晴らしい船旅となりました。