夢二生家と少年山荘を訪ねて。

夢二少年山荘

 鬱陶しいお天気続きの4月でしたが、お客様から思いがけなくHassel Houseの様なコーヒーショップを開きたいとのお話が相次いであり嬉しいけれど、びっくりしたり心配したりで思わず辛口のアドバイスをしてしまい夢をつぶしてしまいそうになりました。思えば私がHasselをオープンする時も「普通の主婦が無理だからやめなさい」とか「喫茶学校に行きなさい」とか忠告して下さったのですがこんなに長く続けてこれました。みんなそれぞれのお店で楽しくやっていけます様にお祈り致します。
4月28日久しぶりの晴天に恵まれ見渡す丘陵は新緑のみどり々の山陽道ブルーラインを通って夢二のふる里(岡山県瀬戸内市邑久町本庄)へ行きました。

連休前の静寂?道路もスーイスーイ10時頃にはもう到着。日本の田舎の原風景の様な穏やかな雰囲気の中の茅葺の竹久夢二の生家。お庭のこいのぼりが青い空にゆうゆうと泳いでいます。
懐かしい田舎の家ですね。
竹久夢二(絵は良く知っていたのですが。)
中庭の柳と藤の花。
ワー素敵!かわいい!心ドキドキ!少年山荘に大感激。
大正13年夢二自らの設計で東京府下松沢村松原(現世田谷区松原)に建てられたアトリエをこの地に移築した少年山荘は和洋風。こんな家に住みたいと思ってしまいます。

玄関へのファッサード

玄関。大工さんの手作りのドアーや窓、家全体にぬくもりを感じます。


保存されていた手描きの設計図。ガラスの額入りなので映りこんでよく見えませんが。
設計図通りの窓
アトリエ内部
蔵の様なナマコ壁と窓のデザインがマッチ
和室の窓からのアトリエ
和と洋がごく自然に調和した南からの眺め
取り巻く庭の木々は萌黄色。柳も夢二の絵の様に繊細な葉を揺らしています。
ずいぶん昔の建物なのに新鮮な驚きといとしさに惹かれます。


おや?中庭に何かあります。
現代美術のアートでしょうか?

いえ!張子の虎の乾燥中でした。お隣は五月人形屋さんでした!


さてお腹も空いたので近くの牛窓のホテルでランチタイムです。


エーゲ海?風瀬戸の海と爽やかな潮風と太陽、おいしいランチを堪能して幸せな一日を過ごしたのです。
☆お知らせ☆

新緑の天王寺公園も美しいです。(招待状差し上げます。)
[山の声]の題名で出品しています。Kyoko