今年も宜しくお願い致します。

2008.1.11日Keiko様より

1月11日(金曜日)2008年のHassel House初日、空は暗く時々大粒の雨がガラス窓に吹き付け、年末下宿先より帰って来た孫が磨いてくれた窓も薄曇り!
しばらく休んだお店の中もいくらか空虚な雰囲気。
 そんな時ドアーが開いてお客様?と見ると懐かしいお顔、胸には赤ちゃんが!
 学生時代お手伝いして下さったKeikoさんが雨の中9ヶ月の赤ちゃん抱っこで訪ねて来られたのです。
 ついこの間と思えますのに計算すると16年目。
 新しい命の誕生に思わず手をさしのべる。Keikoさんは優しいお母さんのお顔!
 おみやげに頂いた花束を飾ればお店も生き生き。(右上写真)
 今年も幸せな滑り出しです。Keikoさんありがとう!

年末Hassel Houseの窓拭きを手伝ってくれた孫は今年新成人。
生まれて以来のHassel House通い。小学1年生の時阪神大震災に遭った彼も大人になりました。
歌いながら窓拭きをしている彼は青春真っ只中!大学の同好会でヴォーカルとギターでライブをしているそう。
元旦には一家で甲山に登ってきたとか!そう!私達も子供達を連れて甲山に登っていたのです。どこかに何かの記憶が引継がれていくのでしょうか?
 
 1969年元旦 甲山頂上にて。
 1964年東京オリンピック・新幹線が走り、1970年には大阪での日本万国博覧会と夢一杯に頑張れた頃です。大人はVANのアイビールック、男の子にはVANミニ、グリーンのVANミニのお揃いのダッフルコート。何処へ行くにもフラノのズボンに白いソックスでした。山に行くのも旅行もヨソユキ!  

 
 現在の甲山 麓には乗馬クラブもあります。

17日、今日は阪神大震災から13年。TVで当時の映像が流れています。
あの日朝早く近くに住む長男は家族を私達に預け勤めるエネルギー会社の緊急時マニュアル通り最寄の営業所に向かったのです。多分今晩は家には帰れないと言うので手持ちのあるだけのパンや水を車に積んで出発しました。私達は幼い孫共々余震に怯えていました。
夜遅く長男の車が帰って来ました。車から降りた長男の目に涙が溢れていました。
行く道すがらの惨状は言葉に言い表せないようでした。
あれから神戸の街も美しく復興しました。
今朝はおおぜいの犠牲者のご冥福をお祈りいたします。
今年は災害や事故の無い穏やかな年になりますように。